にしおか小町

年頭挨拶

 新年、明けましておめでとうございます。
 さて昨年の流行語大将にもノミネートされた北海道日本ハムファイターズのヒルマン監督の一言、「信じられない」。本道の2006年は、この言葉に代表されるように、野球漬の年だったかもしれません。
 夏の甲子園の決勝は白熱の延長再試合。優勝こそは逃したものの駒苫のエース田中君とハンカチ王子こと早実の斉藤君の投げ合いは、まさに「試される大地 北海道」という言葉を彷彿させました。長い不況のなか、閉塞感に包まれた道民にとって、挑戦という文字とともに勇気を与えてくれた試合でした。
 そして北海道日本ハム。あれよ、あれよのレギュラーシーズン首位通過。リーグ優勝ばかりか、まさかの日本一、アジア一。紙吹雪舞う優勝パレードに、本当にここが札幌かという錯覚にとらわれたのは、私だけではないと思います。
 ところで当法人における2006年はというと、医療保険制度・介護保険制度改定の荒波にもまれながらの一年でした。目まぐるしく変わる制度の中で、「地域住民の健康を守る一助となる、良質なサービスを提供する」の理念もとに、医療の充実と新しい介護サービスの提供を試み、幾つかの新しいサービスを開始いたしました。
 次に介護予防への取組みです。介護予防の拠点ともいえる包括支援センターと介護予防センターについて、札幌市と美幌町から委託を受け、昨年4月に開設いたしました。地域で暮らされる高齢者の方々に対し、今まで以上に決め細やかなサービスを提供できる体制が整った、と思っております。
 また9月には、当法人のグループとして社会福祉法人恵和福祉会を美幌において、開設いたしました。この事業については、多様化する高齢者介護に対応していくための基礎作りと捉えています。
 本年については、従来から提供してきたサービスをさらに充実するとともに、患者・利用者様ばかりではなく職員も含めた満足度の向上に挑戦していきたい、と考えております。医療や介護を取り巻く環境は、今年も厳しいものと思いますが、より良いサービスを提供することを目標に法人一丸となって、努力する所存でおります。今年も一層のご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

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