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1.呼吸法の練習
正しい呼吸法の指導により、呼吸苦を軽減させ、運動耐容能の改善を目指します。
慢性呼吸器疾患を罹患している方は、腹式呼吸をしましょうと言われることが多いと思います。
腹式呼吸も大事ですが、呼吸器リハビリでは「口すぼめ呼吸」を指導します。しっかり吸った後に頬が張るくらいの
強さで口をすぼめながらしっかり吐きます。しっかり吐くことで、新しい空気をたくさん吸えるようになります。
2.呼吸筋のストレッチ・体操
呼吸に関係する首の周囲、胸郭(胸の周囲)筋肉が硬くなり、
呼吸運動を制限している場合があります。ストレッチや体操により呼吸のしやすい体を保ちます。
3.排痰の練習
痰を上手に出す練習をします。呼気が弱く強い咳が出しにくい方は、
徒手的な呼吸介助から練習を始め、慣れてきたら徐々に介助量を減らし、自力で排痰出来るようにしていきます。
4.筋力トレーニング
呼吸苦による運動不足で弱ってしまった下肢の筋力や、強い咳をするために必要な腹筋などを強化します。
筋力、耐久力がつくと運動時の呼吸苦を軽減することができます。
5.生活動作の指導
生活活動場面において、呼吸苦が生じにくい動作を指導します。動作方法を変えることで、
今まで大変に感じていた動作が楽に行えるようになります。
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