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C型肝炎は治る時代に、
B型肝炎は抑える時代に。
Q1.C型肝炎は治るのですか?
A1.
新薬の登場で、C型慢性肝炎はほぼ全例(97.8~100%)、C型代償性肝硬変は83.3~100%ウイルスが消えるようになりました。肝炎がなくなるので、病気は消失します。
Q2.治療費は高額ですか?
A2.
国の補助により、申請した人は1~2万円/月(2~3カ月)の負担で治療できます。
Q3.副作用はないのですか?
A3.
ほとんどありません。
Q4.C型肝炎ウィルスが消失したら、通院しなくていいですか?
A4.
慢性肝炎、肝硬変を持っていた期間に肝細胞癌の小さな芽ができていた可能性が考えられますので、引き続き通院し検査が必要です。特に肝硬変は合併症が多いので注意が必要です。
Q5.B型肝炎は治るのですか?
A5.
新薬の登場で、抗ウイルス剤を内服している聞はほぼ全例ウイルスは測定以下となり、B型慢性肝炎及び肝硬変は進行しません。(抑え込んだ状態となります。)
内服を中止すると再燃する可能性があります。肝炎が再燃しないように通院、検査、治療が必要です。また、肝細胞癌の早期発見、早期治療のため通院下さい。

Q6.B型肝炎の抗体ができれば心配はなくなりますか?
A6.
B型肝炎の抗体ができても、特殊な治療(白血病、リウマチ、免疫抑制剤を使った治療等)を受ける患者さんは、B型肝炎ウイルスの再燃に注意しなければいけません。
肝臓専門医にご相談下さい。


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