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間質性肺炎
間質性肺炎ってなに?
肺炎というと、細菌やウイルスによる感染症をイメージするのが一般的だと思いますが、実は様々な仕組みの肺炎が存在します。感染症ではない肺炎のなかで、代表的なものが間質性肺炎です。「肺が徐々に固くなってしまう病気」などと説明を受けることが多いと思います。
高血圧症や糖尿病と同じように、長く付き合っていかざるを得ない「持病」になります。
間質性肺炎になるとどうなる?
慢性的な咳や息切れが主な症状です。特に息切れがやっかいで、生活に支障が生じたり、不足する酸素を補うために在宅酸素療法が必要になることもあります。
治療はどのようなものがある?
間質性肺炎のパターンや経過により、治療法が変わります。
完全に治す治療法はまだありませんが、進行を抑える薬が有効な場合があります。進行を抑える薬が有効な場合では、なるべく早期に治療を開始することが、呼吸の力を維持するために重要と言われています。
皆さんへメッセージ
「以前間質性肺炎と指摘されたが、その後検査や通院はしていない」
「最近息切れが気になる」
など、心当たりがある方は、まずは受診をお勧めします。
間質性肺炎に限らず、慢性的な持病を抱えながらの生活は、時に苦痛や負担を伴います。当院では、薬による治療だけではなく、体力や呼吸の力を維持するためのリハビリや、療養上のアドバイスなど、病気と上手に向き合うことができるようサポートする体制が整っています。お気軽にご相談ください。


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