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輸血治療に関する方針 令和2年7月
当院では、以下の基本方針に則り、輸血拒否について対応いたします。何卒ご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
基本方針
  • 輸血を行う可能性がない検査および治療に関しては、すべての患者様に対して本人にとって最善の診療をいたします。
  • 輸血を必要とするような出血の可能性が予想される検査および治療を行う場合は、輸血を行わないためのできる限りの努力はいたしますが、生命に危機が及び、輸血を行うことによって死亡の危険が回避できる可能性があると判断した場合には輸血を行います。この場合、輸血同意書が得られなくても輸血を行います。(相対的無輸血の方針)
  • 絶対的無輸血治療に同意する内容の書面の作成には、応じかねますのでご了承ください。
  • 自己決定が可能な患者様や患者様のご家族、または代理人の方等に対しては、当院の方針を十分に説明し理解を得るよう努力いたしますが、どうしても同意を得ることができない場合は転院をお勧めいたします。(絶対的無輸血の拒否)
以上の方針は、患者様の意識の有無、成人と未成年の別にかかわらず対応にかわりはありません。
※用語の定義
【相対的無輸血】
患者の意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、「輸血以外に救命手段がない」事態に至ったときには輸血をするという立場・考え方。
【絶対的無輸血】
患者の意思を尊重し、たとえいかなる事態になっても輸血をしないという立場・考え方。
令和2年7月
西岡病院 院長