西岡病院では、平成19年2月より転倒転落対策チームを発足いたしました。
当院では患者様の入院中に、ベッドからの転落、ベッド周囲での転倒など大きな怪我にいたらなかったケースも含めますと昨年1年間で60件発生しております(当院医療安全対策委員会調査より)。これまでも、患者様の安全には十分な注意を払ってまいりましたが、新たに担当チームを発足することで、これらの事故を未然に防ぐための対策を講じ、患者様に当院で安全に安心できる療養生活を送っていただくことが目的となっております。
第一に取り組むものは、「転倒転落アセスメントスコアシート」の作成です。アセスメントスコアシートとは、患者様の病態や、これまでの転倒歴等から、転倒転落の危険度を分析、把握し、ここから得られた危険度を患者様個々のケアに役立てるものとなります。全国の多くの病院でも転倒転落対策チームが設立され、アセスメントスコアシートを用いることで、事故防止効果をあげていると報告されております。
その他、転倒転落防止に関するパンフレットの作成、離床センサーの検討なども取り組んでいく予定となっております。
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メンバーは五十嵐副院長をはじめ、リハビリテーション科、2階、3階各病棟より各2名ずつのスタッフで構成されております。多職種が参加することで様々な視点から、転倒転落事故の防止策の立案をしていくことが出来るかと考えております。
3月3日には、札幌コンベンションセンターで行われました、看護業務改善研究会主催の転倒転落事故防止セミナーにメンバー2名参加し研修を行ってまいりました。研修で得られた分析法等を当院の転倒転落対策に役立てればと思います。
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